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演奏会雑録帳
2001年以前に行った演奏会の感想です。本体記事と重複してるものもあります。
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1998(平成10年)
(ジョルジュ・プレートル/パリ管弦楽団)

11月8日:鎌倉芸術館

ムソルグスキー/展覧会の絵
ドビュッシー/海
ラヴェル/ボレロ


11月16日:サントリーホール

ビゼー/交響曲
ベルリオーズ/幻想交響曲


 これはなんといっていいのか、とにかくたのしくなければ音楽ではない、といったことをそのまま、しかもわがままいっぱいにプレートル翁が実践してしまったような演奏会で、パリ管だから成立したような、きわどい綱渡りの結果超大名演大会となった数少ない実例だったような気がします。プレートル9年ぶりの来日で、しかも同団とは28年ぶりの来日でした。

 演奏はどれもがプレートルの個性が爆発しまくったような演奏ばかりで、巨大な伽藍を思わせるような大きさと強大な迫力をもった「展覧会の絵」、個性的な歌いまわしをもった「ボレロ」、そして狂気を鮮やかな光と影の交錯を盛り込みながら、野太いタッチで豪快きわまりなく素描きった「幻想交響曲」。そしてアンコールにおける「ファランドール」の、そのロシア音楽顔負けの大地鳴動するようなド迫力。そのどれもが抜群の説得力をもって聴き手にグイグイせまってきました。

 一部にはこれはやりすぎという声もありましたが、個人的には「これもまたあり」「よくここまでやった」という感じがし、その全プログラムを通じて聴かれた「歌」の素晴らしさもあってか、聴き終わったの爽快感もまた無類のものがありました。

 このいわば「プレートル独演会」は2001年にも再演がありましたが、曲目の関係のせいか、この98年ほどの大迫力の再現とはいかなったものの、プレートルワールドはあいかわらず健在で、多くの聴衆を愉しませてくれました。(特にラヴェルは絶品でした。)ただそれ以上に「パリ管の皆様、ほんとうにご苦労様でした。」という気持ちもありましたが。
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