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演奏会雑録帳
2001年以前に行った演奏会の感想です。本体記事と重複してるものもあります。
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1993(平成5年)
(ジェームス・レヴァイン/メトロポリタン歌劇場管弦楽団)

6月3日:サントリーホール
ムソルグスキー/展覧会の絵
ストラヴィンスキー/春の祭典
ラヴェル/ボレロ

6月11日:サントリーホール
ストラヴィンスキー/火の鳥、組曲
ベルク/管弦楽の為の3つの小品
シューベルト/交響曲第8番「未完成」
ドビュッシー/海


 正直このプログラムは無茶だと思った。たしかにアメリカ屈指のスーパーオケであり、すでに実力はNYPOより上という評価もあったが、それでもこれは無茶だろうという気がした。しかもオペラ公演と同時進行である。

 だがそんなことお構いなしに凄かった。展覧会や春祭などはCDで聴くそれとほぼ同じなのだが、実演だとさらに凄かった。特に展覧会はこれほど無類に輝かしく、しかも圧倒的な演奏というのは現在まで聴いた記憶がありません。

 そして春祭が終わったら続いて「ボレロ」。もうなんなんだろうこのオケはというくらいの感じがしたものでした。たしかに春祭後半ちょっと疲れたかなという部分があるように感じたものの、その程度で押し切ってしまうところにこのオケの化け物ぶりが伺われたものでした。

 しかもアンコール有り。中にはマイスタージンガーの第三幕への前奏曲まであって、ここまでサービスして本当にこの後大丈夫と心配してしまうほどでした。

 二度目のオケ公演はそれに比べると曲のせいもあるのか、やや演奏もおとなしめ。もっともそれは一日目のとんでもない演奏会を経験しているからであって、それを知らなければこの日も充分炸裂していたようです。それでもマイスタージンカーの第一幕への前奏曲をアンコールでやったのですから、もう何をかいわんやです。

 ただこのプログラムだけをみればかつてのオーマンディ指揮のフィラデルフィアが演奏したそれと比較するとそんなに驚くものではないのですが、でもやはり凄いなというのは実感としてあります。全体的に一曲多いプロなのですが、その一曲が半端ではなかったというところなのでしょうか。

 それにしてもはじめてみたレヴァインは独特なカリスマ性を発散した巨漢指揮者で、この人ならメトを充分引っ張っていけるだろうという雰囲気は十二分に感じたものでした。ただ性格的なものなのか、日によっては?という演奏もあったようで、後年来日時に演奏された「グレの歌」は「壮大な大雑把劇場」だったとか。おもしろいものです。
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