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演奏会雑録帳
2001年以前に行った演奏会の感想です。本体記事と重複してるものもあります。
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1978(昭和53年)
(ユージン・オーマンディ/フィラデルフィア)

6月1日:神奈川県民ホール

バッハ/パッサカリアとフーガハ短調
シベリウス/交響曲第1番
ブラームス/ハイドンの主題による変奏曲
レスピーギ/ローマの松


一曲目のバッハ。オーマンディ版による演奏の為冒頭のテーマが弦で強く奏でられるのですが、その瞬間音圧をともなった圧倒的な響きに、一瞬会場がざわついたほどでした。ですがこのコンビの本領を発揮したのは次のシベリウス。ふつうこの曲はちよっと音が薄くなるところが多いのに、このときはまったくそういうことが感じられず、常に豊かな響きが中央の空間を中心にホール全体を支配していました。そしてそこからあふれるなんともいえない情感と、北欧の美しさと厳しさのようなものが完璧なアンサンブルに支えられ「これぞシベリウス」といわんばかりの世界を形成していました。これは自分にとって最高のシベリウス体験のひとつとなっています。

そして後半質感充分のブラームスの後に演奏されたレスピーギの輝かしさ。これもまた有無を言わさぬ素晴らしいもので、この年の3月に聴いたチェリビダッケの超絶的な演奏に匹敵する、壮麗極まりない演奏となりました。

 この日のシベリウスやレスピーギはヨーフムやチェリビダッケのブックナーや、ムラヴィンスキーのチャイコフスキーに匹敵しうる、まことに巨大きわまりないものでした。


●オーマンディの思い出
http://www003.upp.so-net.ne.jp/orch/page175.html
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