演奏会雑録帳
2001年以前に行った演奏会の感想です。本体記事と重複してるものもあります。
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1977(昭和52年)
(ズビン・メータ/読売日本交響楽団)

12月3日:東京文化会館

ワーグナー/マイスタージンガー、第一幕への前奏曲
シェーンベルク/浄夜
ベートーヴェン/交響曲第7番


 1977年(昭和52年)、招聘会社「総合文化社」倒産により、メータ指揮ロサンゼルス・フィルハーモニーは来日公演中止の憂き目をみました。そのため当初、この来日のついでに行われる予定でした以上の公演もその実施が心配されましたが、幸いにしてこの公演は予定どおり行われました。

 個人的に当時のロサンゼルス・フィルの来日公演は、ブルックナーの第七交響曲をはじめとした意欲的なプログラムが組まれていたものの、この読売日響との公演プロの方に、なにかメータの魅力が強く投影されるのではないかと思い、こちらの公演をとりました。

 この日の演奏はとにかくまったく非の打ち所が無い、たいへん素晴らしいものとなりました。ワーグナーはバランスのとれた、それでいて豊潤で歌心あふれる演奏、ベートーヴェンも同じ感覚ながら、たいへん充実した響きと、この曲の実演でたまに生じる音量的な不足も微塵も感じさせない、本当に感心しきってしまう充実感溢れる名演となりました。そして「浄夜」のきわめてヒューマンな響きに充ちた感興溢れる演奏など、この曲のひとつの理想型を聴いているようで、もうこの曲は今後聴く必要が無いとさえ思わせるほどの演奏でした。

 またオケの状態も最高で、同年10月に聴いたチェリビダッケの指揮した同オケとはまた違った、海外から来る一流のオケに匹敵する、たいへん素晴らしい状態の演奏を展開していました。これはチェリビダッケの翌月に同オケに来日したスロヴァークの公演時には、同オケがチェリビダッケの時とはまるで違うたいへん荒々しい音を出していただけに、12月のこの公演時における同オケの音に、メータのオーケストラトレーナーとしての凄さを、より垣間見た気がしたものでした。

 この公演もFM東京が録音していますので、これもいずれCDしてほしいものです。
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