演奏会雑録帳
2001年以前に行った演奏会の感想です。本体記事と重複してるものもあります。
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1995(平成7年)
(マレク・ヤノフスキー/フランス国立フィルハーモニー)

5月15日:サントリーホール
シューマン/交響曲第3番
サン・サーンス/交響曲第3番


 雨のというより土砂降りの日の公演でした。ですが演奏はそれを吹き飛ばすようなもの凄い演奏となりました。

 ヤノフスキーの名前を最初に聞いたのはドレスデン国立歌劇場との「指環」全曲録音で、たしかこれはデジタル録音初の指環全曲録音というふれこみで、当時なかなかの話題をよんでいたものでした。ただしこの公演はそれからすでに十年以上経過しており、しかも前述したような土砂降りもあいまってあまり芳しくない人の入りでしたが、演奏は極めて熱く充実したものとなっていました。

 前半のシューマンはワルターのそれを思わすような、猛烈なスピードで突撃するようなはじまり方で、ちょっと驚いてしまったのですが、第二楽章あたりからふつうの早めの演奏となっていきました。ただこの演奏早めでたしかに押し切ったように感じられるものの、音楽は大事に運んでいるのか雑という感触は皆無で、聴いていてそういう面ではとても安心して聴いていられる演奏でした。またここというときの劇的な表情がなかなか秀逸で、そういう設計のうまさも感じる指揮者でもありました。

 後半のサン=サーンスも同様に熱い演奏ですが、シューマンの早めということはあまりなく、むしろ堂々した力感とスケールの大きさをともなった演奏となっており、風格すら感じさせるたいへん見事なものとなっていました。

 この公演はヤノフスキーだけでなく、初めて聴くフランス国立フィルの見事な演奏にも感心したものでした。すでにこのコンビは解消してしまったのでもう聴けないのが残念ですが、またいつか共演することがあったら録音でもOKですので、ぜひもう一度聴きたいものです。
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