演奏会雑録帳
2001年以前に行った演奏会の感想です。本体記事と重複してるものもあります。
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1991(平成3年)
(セミョン・ビシュコフ/パリ管弦楽団)

11月3日:サントリーホール
ベートーヴェン/交響曲第5番
ショスタコーヴィチ/交響曲第5番


 いまでこそこのコンビの評価はけっしてたかくないのですが、当時このコンビの評価はたいへんなものがありました。人気実力とも急上昇中のビシュコフがバリ管をどう指揮するのかおおいに期待されていたものでした。

 結果は、たいへんな力演につぐ力演で、客席も沸きに沸いた、たいへん骨太の迫力にみちた演奏となりました。ベートーヴェンもショスタコーヴィチも、まるでミュンシュとパリ管によるブラームスの演奏を想起させるようなかんじのの明るく重量級の白熱した音質で、あの音がミュンシュだけにしか出せない音ではなかったということを満天下にしめした、ビシュコフの力を決定的に裏付けたような演奏会となりました。

 ですが、ご存知のとおりこのコンビはその後けっして幸せな経過をたどることなく、来日するたびに少しずつ元気がなくなり、そしてコンビを解消してしまいました。この演奏会はそういう意味でもたいへん記憶に鮮明に残った演奏会となっています。
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