演奏会雑録帳
2001年以前に行った演奏会の感想です。本体記事と重複してるものもあります。
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1989(平成元年)
(クリストファー・ホグウッド/エンシェント・ミュージック)

10月22日:サントリーホール
ベートーヴェン/プロメテウスの創造物、序曲
ベートーヴェン/ヴァイオリン協奏曲、(VN/モニカ・ハジェット)
ベートーヴェン/交響曲第5番


 はじめて古楽器を観、そして聴いた演奏会。
 その楽器の形にも新鮮さを感じたのですが、それ以上に驚いたのが音量の小ささで、サントリーのRAブロックで聴いていたのですが、まったくといっていいほど音が来なかった。

 でも演奏にはなぜか感激してしまいました。プロメテウスの素晴らしく切れのいい、若き日の楽聖の潔さというか気風のよさみたいなもがこれほど痛快に鳴り響いたのに感激してしまったのです。

 続くハジェットとの協奏曲も絶妙で、第一楽章後半からの絶妙なオケとのコラボレーションは耳に心地よく、特に終楽章のオケとソロとの丁々発止のやりあいのよう、その素晴らしい対話にはほんとうに感服してしまったものでした。

 続く運命ではこの曲がまるでティンパニー協奏曲のように響き、あらためてこの曲におけるティンパニーの重要さというものを思い知らされたものでしたが、それだけにとどまらない、素晴らしい推進力と生命力に満ち溢れたホグウッドの描くベートーヴェン像にもいたく感心したものでした。

 自分はこの演奏を聴くまで、「古楽器演奏はそれを手段とせず目的と摩り替えた姑息な逃げ道の延長」というふうに考えていたのですが、この日の演奏会でそれらの考えは見事雲散霧消してしまいました。この演奏会はそういう意味でも自分にとってとても重要な演奏会のひとつなっています。
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