演奏会雑録帳
2001年以前に行った演奏会の感想です。本体記事と重複してるものもあります。
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1992(平成4年)
(ゲンナジ・ロジェストヴェンスキー/ストックホルム・フィルハーモニー)

5月27日:サントリーホール
アルヴェーン/真夏の徹夜祭
ストラヴィンスキー/火の鳥、組曲
シベリウス/交響曲第2番


 6年ぶりのロジェストヴェンスキーは前回よりも個性全開の演奏を展開していました。

 最初のアルヴェーンからしてすでにたっぷりと煮込んだような演奏が展開され、早くもロジェストヴェンスキーワールドとなっていったのですが、続く「火の鳥」がまた強烈で、歌うところは徹底的に歌う、鳴らすところは徹底的に鳴らすという姿勢が徹底されており、かなり強烈な個性に彩られたものとなりましたが、特に終曲における大太鼓の叩き方が強烈で、まるでヴェルディのレクイエムにおける「怒りの日」のようにすら感じたものでした。

 最後のシベリウスも冒頭のテーマから強烈にレガートをかけて演奏された粘着力満点の末広がりの巨大な演奏となりました。特にオケのパワーもあってか終楽章の盛り上がりは凄まじく、北欧的とはまた違った土俗的な雰囲気満載の演奏となりました。

 アンコールでのカバレフスキーでは、そのロジェストヴェンスキーのおどけた表情と仕草、さらには最前列の奏者の楽譜の前に自分の指揮棒をつっこんでみたりと、奏者も笑わずにははいられないようなそのユニークすぎる指揮でオケも会場も自分のペースに最後までまきこみまくってこの演奏会は終了しました。奇才ロジェストヴェンスキーの面目躍如の演奏会でした。
 
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1986(昭和61年)
(ゲンナジ・ロジェストヴェンスキー/ソビエト国立文化省交響楽団)

7月9日:東京文化会館

チャイコフスキー/ピアノ協奏曲第1番(P/ヴィクトリオ・ボストニコワ)
ショスタコーヴィチ/交響曲第5番

 船の遅延の為の団員の楽器、楽譜、服等が到着せず、多くを在京のオケから借りて演奏を開始するという未聞の事態がおきる。現皇太子殿下ご臨席だったため、関係者と指揮者ロジェストヴェンスキーが舞台から陳謝してから演奏が開始されるものの、当初1曲目に演奏されるはずだったプロコフィエフの「ロシア風序曲」は日本にスコアが無く、結局演奏中止に。

 ロジェストヴェンスキーは個性的な指揮でありながらそのスケールの大きさと力強さは抜群のものがありました。そして彼以降の指揮者にいろいろな意味で大きな影響を与えた指揮者でもあると思います。彼以前の指揮者より洗練されたスタイルでありながら、怒涛のような咆哮や野性的な響きも共存させたそのサウンドはいつ聴いてもまったく古いという感じもしなければ、食い足りないという印象も抱かせません。凄い指揮者だと思います。音楽的にときどきレガート癖がみうけられますが、それが最大の武器に転嫁されてる場合が多いようです。

 この日の演奏もほぼそういう傾向でしたが、チャイコフスキーの第一楽章はピアノも素晴らしかったもののオケの迫力も満点で、この楽章終了後拍手がおきるほどでした。

 ショスタコーヴィチもじつに堂々としたものでしたが、同時期に録音されていたショスタコーヴィチの交響曲全集における演奏よりも、特に弦の調子がよかったように感じました。


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