演奏会雑録帳
2001年以前に行った演奏会の感想です。本体記事と重複してるものもあります。
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1986(昭和61年)
(オトマール・スイトナー/NHK交響楽団)

12月18日:NHKホール

ブルックナー/交響曲第8番


 この演奏は一部で「端正な響き」と評されていましたが、たしかにマタチッチの豪放な演奏に比べると端正かもしれませんが、演奏そのものはきわめて厳しいスタイルに貫かれた演奏で、特に終楽章の音楽への激しいのめりこみとティンパニーの激烈な強打はブルックナーより、ベートーヴェンを強く感じさせる演奏でした。が、これはこれで強く印象に残るたいへん激しいブルックナーで、スイトナーの激烈な一面がもろに表出した演奏でもありました。

 この日はかなり雨が降っており楽器の状態も危惧されましたが、オケも火の出るような凄まじい音楽を奏でており、指揮者の音楽に十二分に応えていたと思います。ある意味凄絶なブルックナーの演奏でした。


●スイトナーの思い出
http://www003.upp.so-net.ne.jp/orch/page121.html
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1978(昭和53年)
(オトマール・スイトナー/ベルリン国立歌劇場管弦楽団)

10月24日:渋谷公会堂

ワーグナー/ジークフリート牧歌
ブルックナー/交響曲第7番


 このオーケストラは前年オペラの公演で来日していたのですが、フルオーケストラでの公演はじめてということで、たいへん期待の大きな演奏会でした。ですがこの年、東京文化会館が夏以降改装の為休館していたため使用ホールに苦慮し、結果今では考えられないかもしれませんが、渋谷公会堂での公演となりました。

 にもかかわらずこのときのこのオケの音の素晴らしさは筆舌に尽くしがたいものがあり、特に弦と感の音色と音質の一体感はかつてきいたことがない、まるで最上級の木造建築を仰ぎ見るかのようなものでした。

 演奏はワーグナーがじつにそういう意味で木の感触をもった演奏で、何度聴いても飽きることの無い音楽で、ブルックナーもその線上にのった演奏となっていました。終楽章がかなり早めに演奏された緩急のある演奏でしたが、オケの音質のせいか過激に陥ることの無い、それでいて生命感溢れる独特の演奏となっていました。

 アンコールは「フィガロの結婚」の序曲。これはもう絶品でした。


●スイトナーの思い出
http://www003.upp.so-net.ne.jp/orch/page121.html


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