演奏会雑録帳
2001年以前に行った演奏会の感想です。本体記事と重複してるものもあります。
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1973(昭和48年)
(ハンス・レーブライン/東京フィルハーモニー)

11月17日:東京文化会館

ワーグナー/トリスタンとイゾルデ、前奏曲と愛の死
ワーグナー/ジークフリート牧歌
マーラー/亡き子を偲ぶ歌(BR/木村俊光)
Rシュトラウス/ばらの騎士、組曲


これが自分がはじめて行った演奏会。

 なかなか素晴らしい演奏だったように聴こえました。なにしろすべてが初めてつくしの演奏会だったので、その雰囲気の方に舞い上がっていたようでした。

 この日のプログラムは作曲者の年齢順だけでなく作曲された順にも並んでいるようにかなり考えられたものがありました。前半のワーグナー二曲のうち事前に聴いたことがあったのは「トリスタン」だけで、「牧歌」は初めて耳にしたのですが、まったく飽きることなくひきこまれていったのは、おそらく曲の魅力だけでなく指揮者の語り口のうまさがあったらではなかったのかという気がしています。

 後半のマーラーはさすがに初めて聴くにしては難解だったものの、それでもやはり飽くことなく、最後まで聴くことができました。ただこの曲の最後に拍手のフライングがあり、後にこのことを「知ったかぶりをするものではない!」と激しく紙上で指摘されていたのが今でも記憶に残っています。
 尚このとき独唱の木村さんが帰国直後だったということもあり、その凱旋的意味合いもこの公演にはあったようですが、舞台に木村さんが登場した時、指揮のレーブラインと談笑しながらでてきたのですが、当時はこの光景になんの違和感もなかったのですが、よくよく考えると指揮者と独唱者が談笑しながら舞台に出てくるということは、特に曲がマーラーである場合、あまりそうない光景ではないのかなという気が後にするようになりました。この光景はそのせいか、現在までに演奏会でいろいろと印象に残ったもののひとつとなっています。

 そして最後の「ばらの騎士」はなかなか華やかな演奏で、シュトラウスそのものがはじめてだったにもかかわらず、これまたまったく飽きることなく愉しく聴いた記憶があります。特に最後はかなり大きな盛り上がりを演奏がみせていたように感じました。このせいか演奏後も会場もかなり盛り上がり、アンコールに急遽組曲の最後が演奏されたほどでした。

 ただ人のいりは最悪でおそらくホールの1/3も入っていなかったような記憶があります。前年に日本POが解散していたこともあり、まだまだオーケストラ運営が厳しい時期だったのかもしれません。

 この時のレーブラインの印象はとにかく語り口がうまく、聴いていて音楽が聴くことがとても愉しかったというものが強く、ついでオケが曲のせいもあるのでしょうが、よく鳴らせていたという印象が残っています。レーブラインを実演で聴いたのはこれが最初で最後となりましたが、後に何回か聴く機会があったにもかかわらず土壇場で聴けなくなってしまったのは、その後この指揮者を他の演奏をいろいろ聴いてから聴いたらいったいどういうふうに聴こえたのかということを考えると、はなはだ興味深いものがあっただけに、このことは今でも心残りとなっています。
 こころもち赤ら顔で、ちょっとダブっとした燕尾服の着こなして登場し、じつにてきぱきとした表情豊かな指揮がとても懐かしく今でも思い出されます。

 余談ですが、後にFMで聴いてそのオケのこもった音質にかなり驚いた記憶がありました。
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